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見るだけで汗だくになるような熱い内容のクラシック・名作映画を紹介する、汗だく映画シリーズ第一回 「大脱走」(1963年、アメリカ)

私は映画を見ることが小さい頃からの一番の趣味です。高校生くらいから、昔の映画も良い作品がたくさんあるなと気づいて、少しずつですが昔の作品も見てきました。
その中でも名作といわれる作品はやはりそういわれるだけあって今見ても素晴らしいものばかりです。若い世代の人達は特に昔の映画を見た経験が無い人が多いと思うので、これから何回かシリーズで、見るだけで汗だくになるような熱い名作映画を紹介します。

今回は数ある名作の中から、男子の心をくすぐられる男の友情と結束の映画、男男しい熱い映画『大脱走』(1963年,アメリカ)を取り上げます。

『大脱走』は実話をもとに作られた戦争映画で、第二次大戦中、ドイツ軍の捕虜になった連合国の軍人たちが協力して壮大な脱走計画を考え実行に至るまでを描く映画です。

あまり若い世代の人には馴染みが無いと思いますが、スティーブ・マックウィーンやチャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンなど、男性性の塊のような男らしい俳優さんがたくさん出てくるんですね。ものすごく存在感のある俳優さんたちが、ドイツ軍の捕虜になった連合国の軍人を演じています。

いやーこの映画はですねえ、男臭い映画なんですw もちろん捕虜収容所の中は男しかいません。映画の中で女性が出てくるのはほんの一瞬、女性がしゃべるシーンはひとつもないんです。顔のクロースアップすらありません。99.99%男、男、男の映画です。

しかし、男ばっかりの泥臭く暑苦しいだけの映画と思いきや、実はそうではないんです。この作品は実際に第二次世界大戦中、ドイツ空軍が運営するスタラグ・ルフトⅢという空軍士官捕虜収容所で起きた脱走事件を元に作られた映画なんですが、その脱走事件、なんと200人以上の脱走を計画した壮大な事件なんです!収容所から200人が一度に脱走するなんて普通考えもつきませんが、軍人が敵の収容所から脱走することは任務の内の一つらしく、脱走に命を賭けて取り組み実行に移してしまいます。すごいとしか言い様がないです。映画の中では多少脚色や映画用の演出が加えられていますが、その綿密な計画の内容がしっかりと描かれています。

将校を中心に脱走するためのさまざまなアイディアを練り、協力しあって脱走の準備をしていきます。ネタバレは書きたくないので具体的には書きませんが、あっと驚く方法で色々起こる困難を解決していきます。よくこんなアイディア思いつくなあとびっくりの連続ですw

現実のお話があまりにも壮大な事件であるため、それを元に作られたこの映画も見ている間飽きることなく楽しめます。実際の脱出事件はウィキペディアに詳細が載っているので、かなりネタバレになりますが映画を見終わった後にでも読んでみてください。とても面白いですよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/スタラグ・ルフトⅢ

予告編です。そこそこネタバレあります。英語の予告編も色々探しましたが、ネタバレがほとんどない予告編が一つもありませんでしたw

有名な「大脱走のマーチ」 この映画を見たことの無い方も、一度は耳にしたことがあると思います。

第二次世界大戦終戦から18年後の作品なので、演じている人達、制作に携わった人が皆戦争を体験しているだけあって、独特の雰囲気があります。それに加えて、映画の中で当時の生活用品、軍服、武器、車などが再現されていますが・・・あらゆるものが古っぽいんです。2015年に作ろうとしてもなかなか作れない、雰囲気というものを感じるのも面白さの一つです。

私は「それぞれ個性的な能力を持った人間達が集まり、協力して何かを成し遂げる」お話が大好きなんですが、大脱走もその中に入ります。映画の世界だと黒澤明監督作品の『七人の侍』が特に有名で古典的な作品でしょうか。『七人の侍』以降も「人間(などの存在)が協力して何かを成し遂げる」お話は世界中で作られ、映画の中でもよくあるお話になっています。『七人の侍』も最高の作品なのでおすすめです。

ネタバレしないように書こうとしてあまりよく伝わらない記事になってしまった感じもありますが、『大脱走』は喜劇もあり悲劇もあり、ハラハラドキドキの名作中の名作映画なので、是非見て欲しいです。時代を超える作品です。

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kuaugeiya kuaugeiya • 2015年5月30日


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Comments

  1. Home 2015年7月24日 - 5:29 PM Reply

  2. Home 2015年7月24日 - 5:29 PM Reply

  3. 匿名 2015年5月31日 - 9:33 PM Reply

    大脱走、凄く面白いですね。
    時代は第2次大戦中、ユダヤ人が弊害されてた時代かな?
    囚人映画にしては、道中凄くほのぼのな雰囲気で進んでいった思い出があります。

    終盤はかなり悲しい場面が多いのですがそれでも最後は良かったと思えるラストシーン。
    ドリフのコントなどに使われてたと思うのですが、この映画が発祥だったのねと思うほど
    一度は聞いた事がある素晴らしいテーマ曲。

    グローブとボールを持ったマックイーンの姿がいつでも思い浮かばれる凄くいい映画でした。

    • kuaugeiya

      kuaugeiya 2015年6月1日 - 9:35 PM Reply

      そうですね、あの当時はナチス・ドイツがユダヤ系の人たちを迫害していた時代です。

      映画で収容所がほのぼのした雰囲気だったのは、あの収容所がドイツ空軍の管轄するもので、ドイツ空軍はゲシュタポやドイツ親衛隊と比べると比較的まともな組織といいますか、人道的に一定のマナーを守る存在だったようです。収容所の所長もリベラルな思想の持った軍人で、映画の中でもヒトラーやナチスのことをあまりよく思っていないことが伺えるシーンが出てきます。
      それに加えてあの収容所は空軍士官捕虜収容所なので、一般兵が入る収容所ではなく、比較的階級の高い軍人が入る所でした。そのため強制労働もなく、待遇はかなり良かったようです。

      最後まで見ると、やはり戦争なんだなーと思わされますね。

  4. 木手コロ助

    木手コロ助 2015年5月30日 - 10:41 PM Reply

    おっさんなんで何回も見てます
    予告編の特典映像が見たいww
    次回も期待してます

    • kuaugeiya

      kuaugeiya 2015年5月31日 - 1:18 PM Reply

      何回も見てしまいますよね!この記事書いている間にまた見たくなって見ちゃいましたw
      特典映像メチャ見たいですw どこかに落ちたりしてないか少し調べたんですけど、ありませんでした  次はチャップリンの作品かビリー・ワイルダーの作品を取り上げる予定です

  5. こめかみ

    こめかみ 2015年5月30日 - 10:39 PM Reply

    はじめまして、こめかみです。
    大脱走はずっと気になっているけど結局観ていない映画の一つなので、今度観てみようと思います。

    kuaugeiyaさんは「12人の怒れる男」という映画を知っていますか?
    陪審員として部屋に集められた個性溢れる12人の男達が事件の真相について推理したり放棄したり喧嘩したりと面白い映画です。舞台が1つの部屋だけという、いわゆる「密室劇にあたります。
    1957年の映画で後にリメイクやパロディーもされた、まさにクラシック、名作映画だと思います。
    もしまだ観ていなければ、ぜひ鑑賞を検討してみてください!オススメです!

    • kuaugeiya

      kuaugeiya 2015年5月31日 - 1:00 PM Reply

      こめかみさんはじめまして!映画を見てもらえるきっかけを作れて嬉しいです

      12人の怒れる男は見たことあります!実はこのブログで紹介しようかなーと思っていた映画の候補の一つでしたw 知的でなおかつ熱い名作ですよねー 

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