マイクロハイパーサテを攻略しよう② 〜4人時のプレイと考え方〜
前回の記事では6〜5人でのプレイを中心に基本的なハイパーサテのプレイ方法や考え方について書きました。
今回は4人時のプレイ方法や考え方について書きたいと思います。
ハイパーサテを初めてプレイする、または興味があるという方は
はじめての種目選び
マイクロステークスハイパーサテ概論 を参考にしてみてください。
ハイパーサテは参加人数やチップも少ないので、究極的に言えばHRCのみで十分勉強可能な種目だと言えます。
しかし前回の記事でも書きましたように、全員がナッシュ通りにプレイしているわけではありません。Aを持っていたらいつでもプッシュといったプレイヤーがいたり、コールするハンドはチップに関係無くハンドの強弱にのみ依存しているプレイヤーもいます。
このシリーズでは主にアジャストという意味でアプローチをしていけたら良いと思っています。
■4人時のSB vs BBをチェックしよう
例えばこの場面を見てみましょう。
・プレイヤー4人
・ブラインドが50/100でアンティ20
ダブルアップをしたプレイヤーが2人いてブラインドが上がった場面です。
特筆すべき点はダブルアップしたプレイヤーがSBとBBである事です。
実はこの場面、SBは全てのハンドでプッシュ出来るわけです。
ではBBのコールレンジを見てみましょう。
ICMによると9.8%(66+ A9s+ ATo+ KJs+)
FGSによると7.9%(66+ ATs+ , AJo)
とかなり狭いです。
ではこれらを基本としてこの場面を考えてみます。
■自分がSBの場合
まず自分がSBの場合です。
実はこの場面、BBのコールレンジが広いプレイヤーが多いという印象です。
24.89%(22+,A2+,K9s+,KTo+,QTs+)
この前後でコールするプレイヤーが多いです。
これらのプレイヤーを見つけたら私は「コーラー」としてチェックしています。
コーラーに対してはプッシュレンジを狭めて調整していくようにしています。
■自分がBBの場合
次に自分がBBの場合です。
最初は少し驚きましたがこの場面、SBは意外とプッシュしてこないんです。
レベル1(〜$1.20)ではエニハンでプッシュするSBがあまりいません。
ですので、プッシュしてくる場合はそこそこ強いハンドである場合が多いです。
36.35%(22+,A2+,K2s+,K5o+,Q8s+,Q9o+,J9s+,JTo)
プッシュレンジが広いプレイヤーだと40%ほどで、狭いプレイヤーでは25%以下の場合もあります。
が、大半はプッシュせずにフォールドというプレイヤーが多いです。
こういうSBを見かけたら私は「タイト」としてチェックしています。
そして、このタイトなプレイヤーに限っては3人時でも非常にタイトである事が多いので要注意です(詳しくは次回以降の記事で)
■まとめ
4人時からHRCに頼る場面が増えてくると思います。ここを機械的にこなせるようになれば、ゴールはもう少しです。
今回取り上げたSB vs BBの場面では、BBの思わぬコールによって足をすくわれるSBのプレイヤーが多いはずです。
また、$1.20の場合は3位の賞金が多いので、この4人時での立ち回りがかなり重要になります。
次回は3人時のプレイと考え方について書きます。
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