ポーカーが苦痛な自分とプロスペクト理論
今回は日記にちかい記事のため、プロスペクト理論を知りたい人は普通にググってください。
コマースの近くに引っ越して、今日からコマース中心でやろうかなと見に行った時、
10/20におじいちゃんが座ったところを目撃。
このレートなら時給1bbでも20ドル。
どこまで時給だせるかはわからないけど、マイナスはないやろと着席。
案の定おじいちゃんはうまくなさそうだし、周りも桁違いに上手いのはいなさそう。
ということは経験上プラスEV。それもステークスが上だから、時給で考えたらいつもよりおいしい。
それなのに、座っているだけで非常に苦痛。
一緒に旅してるAさんが後ろに立っていたので、何度も視線でやめたいオーラを送る。
でもAさんもこれがプラスEVの卓だとわかってるから、座っとけと僕を卓に留める。
結果は自分KKもちのQハイボトムペアボード、相手のターンオールイン要求にコール。
リバーにQ落ちてダブルペアボードとなり相手のQヒットにスタックされて心が折れて終了。
期待時給よりEVつめたので良かったはずなのに、なぜ席に座っているだけで苦痛だったのかずっと気になっていた。
その後に兎さんのこのTwitter読んで俺だけじゃないとわかり、友だちに相談したところ、プロスペクト理論を教わった。
ポーカーとか野球とか株とかFXとか、勝ったときの嬉しさはあんまり感じないのに負けたときの気持ちがひどい。
これはたぶん勝ったときに贅沢しないで更に次の資金にしてしまうから、勝ちを実感できないからではないか。— 働かない兎 (@NeetRabitt) April 5, 2016
プロスペクト理論についてはこちらのwikiで。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E7%90%86%E8%AB%96
難しいことはわからないんだけど、
下のモデルのグラフをみてくれればわかるとおり、利益は喜び限界がすぐにきてそこからは一切嬉しくない。
それなのに、悲しみは限界がなくいくらでも悲しくなれる。
最近急激にステークスやバイイン額を上げている段階なので、増える金額は桁が変わったのに喜びは変わらない。
それなのに負ける金額は増えると悲しみはどんどん増えていく。
いままでより高い期待値を積むことより、実際に目の前のお金がいつもより多く減ることが苦痛となる。
ポーカープレーヤーを続けるならこれを乗り越えなくてはいけないらしい。
正直に言えば、自分はポーカー向いてない。
セルフコントロールもできず頭悪いのにポーカーで生活できるわけがないのだ。
働くのはもっと向いてないので、仕方なくポーカーしてるレベル。
マカオの大御所が、マカオにプロポーカープレーヤー目指してきた8割だか9割の人間が消えていったって話をしていたと思うけど、
どんなブラック企業でもそんな離職率はありえない。
ホワイト企業を辞めた自分が残りの1、2割になれるとも思えない。
自分で商売始めるか、またはビルメンやりながらまったり暮すか。
もうちょっとだけ旅しながら考えることにする。
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しゃむにゃむ 2016年4月16日 - 5:33 AM
素晴らしいぞ天才ファシリテーター!気にすることはない。良いコメントだ。
天才ファシリテーター 2016年4月15日 - 10:35 PM
長文書いたけど、すでにゆきは知ってそうな内容だなあと投稿してから気づいた。でも、コメントの消し方分かんねえからこのままにしとくわ。この内容知っている。しかし。すげえ長文だなあと思ったなら、能天気なコメントしてたしゃむにゃむ向けの文ってことでスルーしといてくれ
yuki1229 2016年4月16日 - 6:02 AM
めちゃくちゃためになるコメントありがとうございます。
人によって許容リスクが違う、器の違い等まさにおっしゃるとおりだと思います。
おっさん勢としてはやっぱりしゃむの若さが羨ましいですね。
天才ファシリテーター 2016年4月15日 - 10:11 PM
需要がないかもしれないが、工藤とゆきにはがんばってもらいたいということで持論を適当に投下しておく。真面目な内容だし、ガチでマネーゲームに対してどのようにメンタルをもっていって取り組むかということについて、俺の考えを書いておこうと思う。
マネーゲームのにわかは、マネーゲームと聞くと青天井に稼げる、つまり、極めれば楽して鼻をほじりながら勝てると考えがちである。しかし、一部の天才を除いて、実際はそんな簡単なものじゃないことはマネーゲームガチ勢なら身に染みてわかっていることだと思う。これについては、ここ読んでるやつに異論はねえだろうからその点は割愛する。
マネーゲームでいくら稼げるかは、すなわちどれくらいのリスクをとれるかということになる。どれだけのリスクを背負えるのかということは、最終的には個人の器とかいう才能の世界であると俺は考える。
らいつべでもハイレート某PLOプレイヤーとか1回のポットで数万ドルのやり取りをしてたりしてるけど、あんなやり取りできるのも一種の才能だよなあとかちょっとでも考えたことがあるならこの意見について、ある程度理解は得られるのではないかと思う。
結局、お金を稼ぐことに優位性のあるスキルを身に着けたなら、あとは、そのスキルをもってしても耐えなきゃならないドローダウンにどれだけ耐えられるかということになる。
ポーカープレイヤーおなじみのコインフリップを例にとって考えてみよう。極端な例であるが、仮に1000人に1人の割合のドローダウンを食らったとしよう。試行回数100回の場合、結果は34勝66敗になる。試行回数を500回に増やすと217勝283敗になる。試行回数を増やせば当然ながら収束していく。
1000人に1人は極端かもしれない。しかし、特に試行回数が少ないライブにおいては、ドローダウンというものについては、運が絡むゲームである以上きちんと向き合っていかなければならない問題である。
100回の極端なドローダウンを食らった際、ベット額が10ドルの場合、負け額は、320ドルになる。このくらいの額であれば、長期的には収束するし、このままがんばっていこうと考えられるかもしれない。では、今度はベット額を100ドルに変えてみよう。この場合の、負け額は3200ドルになる。この状態でも耐えられるドローダウンの状態なのかもしれない。では、今度は1000ドルにあげてみよう。負け額は32000ドルになっていく。この金額は人によっては、耐えられるかもしれないし、ある人によっては耐えられないかもしれない。これを耐えられないと感じたなら、それがリスクを受け入れられる個人の限界なのかなあと俺は考える。
ちなみに俺はライブいったことねえから、どれくらいの金額のやり取りしてるか知らねえから、金額は適当。
こういったリスクを許容できるかどうかについて、年齢が若いほどリスク選好になるし、性別も男の方がリスク選好的なケースが多い(もちろん女のギャンブラーも一定数いるが、男の方が多いだろ)。だから工藤とゆきのコメントを見て、工藤って若いよなあと思った。
ここまでgdgd書いといて、何が言いたのかと言うと、大きく稼ぎたいなら大きなリスクをとることも大事だが、メンタル崩壊しないでとれるリスクは己の器で決まっているから、厳しいなら無理しなくいいんじゃないなかあということ。不安や恐れというのは人間の自己防衛機能だし、だれとは言わないが、無理していろいろとゲームセットになった配信者もいるしな。
プロスペクト理論が分かりにくいって書いてあったんで、別の切り口で長文投稿しといた。
じゃあの
しゃむにゃむ 2016年4月12日 - 11:16 AM
僕はでかいステークスなったらワクワクしますわ
yuki1229 2016年4月12日 - 12:51 PM
この一点だけ見ても俺は本当にライブポーカーのセンス無いからな。
名無しで昔から見守ってた自分としては、しゃむがステークス登って行くのを見るのが楽しみだわ。