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我が近況、勘当され和解して

久しぶりの更新である。

まず、執筆場所をここから移そうと思う。その理由は前に書いたとおりで引越し先は後の更新で書く。

 

さて、マカオに帰ってからはしばらく起きてオンラインポーカーをして寝るだけの日々が続いた。実質半年間オンラインから離れていて無性に打ちたかったのだ。元々は次の国にライブポーカーを打ちに行くまでそうしているつもりだったが事は起きた。

 

親に勘当されたのだ。親が言うには僕は２ヶ月ほど前の電話で今年は復学することを約束していたらしい。俺はその事をまったく記憶しておらず休学、もしかしたら退学する前提で俺の今後について話をしてしまった。なによりまずかったのがそういう大事な話をしたのが電話越しであり、これは感情的になり一方的に言いたいことだけ言って電話を切るという最悪な会話の締め方を生じさせた。

 

勘当、帰ってこなくていい

 

俺に言い渡された処分だった。

 

 

こうなっては仕方がない。ほとぼりが冷めてから親に和解交渉を臨むつもりでそれまではポーカーに興じるかと切換えたがどうも身にならない。親不孝は俺の臨むところじゃないし、そんな不安定な状況でポーカーに興じれるほど俺はまだ強くなかったらしい。大きな負い目が有ってその埋め合わせをするまで他のことには手がつけられない深く悔い改める罪人のような心理状態に陥った。そんななか妹からのフォローのLINEが来た。これは精神的に俺の大きな助けとなり落ち込んだ状態から前向きに早く問題を解決しようという気になった。

 

ある日の朝である。俺は連打されるインターホンの音で目覚めた。正午だった。尋ね人などいるはずもなくおおよそ宗教だろうと無視を決め込んでいたら勝手に扉が開いた。何事かと飛び起きて玄関に行くと待っていたのは親の姿であった。ひったまがった。腰が抜けた。

 

どうやら俺の様子を見に来たらしい。こないだの電話でも感情的になったこと、電話で話すべきじゃないことを親も感じていたようだった。来ていたのは親だけではなく親の上司もいた。後から聞くと、親子だけで話すとまた喧嘩してこじれるから志願してクッションになりに来たようだった。なんと良い人なのだろう。俺は、自分の将来のことであるのに自分から出向くより先に親を来させてしまったこと、親の知人とはいえ第三者に気苦労かけたことを深く恥じた。

 

結局、和解は上手く行った。

またマカオに発つ予定だわ。大学は休学にした。退学にすると年金や奨学金返済の期限が近づくのでそれを先延ばしするためだ。万が一、学校に行きたくなる可能性もある。

現在は借りている部屋を引き払うため着々と準備を進めている。昨日はベッドや本棚など部屋にあった家具を処分するため力仕事して腕が筋肉痛になった。親の痛みはこんなものの比じゃないんだろうな。解体したベッドを運びながらそう思った。