MTTSNGをプレイする上でのバンクロール管理についての雑記
※2割引のポーカー記事は、初心者を対象としています。
※たまに、用語等が違うことがあります。
どもども、ドンクベットの意味を完全に勘違いして覚えていた2割引です。
配信中にね、間違えて覚えていたことが発覚したのですが、誠に恥ずかしい限りですね。それでも、配信中に間違えることでこうして気付くことが出来たのはある自分にとってはとても良いことだとお思いマス。
今回は、MTTSNGをプレイする上でのバンクロール管理について真面目に考えていこうと思います。
さて、今日はバンクロール管理について真剣に考えていこうと思います。
キャッシュゲームのバンクロール管理は計算で求めることが出来ます。
著名なブログ、「ポーカーで遊ぼう!」によると、計算式は以下だそうです。
B = -ln(r)*sigma²/(2w)
各値の意味は以下になります。
B = バンクロール(bankroll)
r = 破産確率(risk of ruin)
sigma = 標準偏差(standard deviation)
w = 勝率(winrate)注:sigmaとwは同じユニットにする必要があります。例、standard deviation/100とWR/100など。勝率(WR/100)と標準偏差(standard deviation/100)は、ポーカートラッカーから取得できます。
これはキャッシュゲーム用の式です。しかし、ひとつひとつのハンドを一つ一つのトーナメントに置き換えるとしたならば、この計算式はトーナメントにも応用することが出来るはずです。
ただ、申し訳ないことに僕は文系なので数学はⅡBまでしか分かりません。この計算式がどういう仕組みとか具体的な応用がとか言う解説が出来なくてすいません。
破産確率には、自分が破産しても良いと許容できる確率を代入します。そして、勝率はキャッシュの場合はEVBB/100を代入するのでEVROIを代入することが適正なのですが、MTTSNGにおいては他のテーブルの状況を正確に記録しておくことが出来ないため、HM2上でEVROIを計算することが出来ません。これについては、現在のROIを入力するほか無いと思われます。ゲーム数が少ない時点でのROIなど何の意味もありませんが、仕方がないと思います。
また、標準偏差もキャッシュゲームではHM2やPTの機能で表示することが出来ますが、SNGでは出来ません。標準偏差とは、自分の成績がどれくらい分散するかの目安です。現在のROIが十分な試行回数を背景にしており、限りなくEVROIに近いとしても、実際の成績は分散しています。
標準偏差については他に詳しく解説しているサイトが多いので省きますが、分散の度合いと関係があります。なぜMTTSNGの分散が激しいのかというと、それはMTTの賞金ストラクチャーとブラインドストラクチャーに関係します。基本的に賞金ストラクチャーが1位に偏重すればするほど、またブラインドが早ければ早いほど分散は大きくなります。
なぜなら、賞金ストラクチャーが1位に近くなればなるほど収支が優勝回数に影響されやすくなり、ブラインドストラクチャーが早ければ早いほどオールインの回数が増えるからです。分かりやすくいうならばより運に左右されるからといっても大きな間違いはないと思います。
ちなみに、標準偏差においては海外のフォーラムにおいて興味深い書き込みを見つけました。
とっても興味深いよ、サンキューnephix。
俺はかつてトーナメントにおける標準偏差を計算したことがあって、サイト上で表示されていた仮の図とは異なる値を取得したよ。俺はSTT(シングルテーブルシットアンドゴー)における全ての妥当なROIにおいて標準偏差が〜1.33におさまるという回答を得たんだ。分散はごちゃ混ぜな俺の計算によると1.7におさまったよ。
もし他のトーナメントのプレイヤーがトーナメントの標準偏差について知りたいなら、以下にが俺の計算だよ (ポーカースターズのような一般的な賞金ストラクチャーと、代表的な成績分布を用いたよ)。
9manのROI 0%からROI 20%:1.32〜1.33(マイナスROIでは、一般的には減少気味だよ。マイナス5%だと〜1.27におさまるよ)
18man=〜1.9(ROI 0%)から〜2.0(ROI 20%)
27man=2.8(ROI 5%)から〜2.8(ROI 20%)
45man=2.8(ROI 5%)から2.9(ROI 20%)
90man=3.5(ROI 5%)3.9(ROI 30%)
180man=5.4(ROI 10%)から6.4(ROI 50%)
45manと27manが同じ標準偏差なのは興味深いね(ニッコリ)
これは分散がほぼ同じってことだね(これは、追加のペイアウトが追加のプレイヤーの支払いによってほとんど正確に賄われているせいだね)
この計算の根拠と得られた数値が正しいかは正直不明ですが、27manと45manの分散が同じというのはどこかで聞いたことがあるような気がします。
MTTSNGにおいて本当に適切なバンクロールを行いたい場合、EVROIと標準偏差の値をどう取るかにすさまじい難しさがあります。従って、現状としてなんとかして数値をはめ込むことで計算することも可能でしょうが、そこまでして得た数値にどこまで信憑性があるかは甚だ疑問です。
よくMTTのバンク管理は200Buyinであったり300Buyinであったりと言いますが、そのような巨大なバンクロールを一応は確保しとけよ!っていうのも大ざっぱな計算もあながち間違いではないのかも知れません。
ちなみに、今となっては有名なサイトですが、Pokerdopeで分散を計算できます。トーナメントにも対応しているので、バンク管理の目安にはなると思われます。
ちなみにこれが自分の$2.50の180manSNGの成績を入力した結果。
うーん、ぶれますねぇ。最悪1000ドル近くは負けるのかな?
それではこの辺で。
もうちょっと書きたいことがあったのですが忘れちゃいましたw
あと、翻訳間違ってないですかね…滝汗
分散については稲荷揚げさん、ナルホンドさんにご指導頂きました。ありがとうございました。
2割引
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