汗だく映画シリーズ第二回 ビリー・ワイルダー監督作品「アパートの鍵貸します」(1960年、アメリカ)
こんにちは。今回は私の最も好きな映画監督の一人である、ビリー・ワイルダー監督と彼の代表作である「アパートの鍵貸します」(原題「The Apartment」)を紹介します。
ビリー・ワイルダーは1906年生まれ、旧オーストリア・ハンガリー帝国出身の映画監督・脚本家・プロデューサーです。彼はユダヤ系であったため、20代の頃ナチス・ドイツから逃げるために最終的にアメリカに亡命し、アメリカを中心に活動しました。(彼がアメリカ亡命時にドラマのようなエピソードが起こるんですが、結構長いエピソードで割愛もしたくないので詳細はウィキペディアなどで調べてみてください、感動です)
若い世代の人達には知名度はほぼないと思いますが、すごーく面白い名作映画をたくさん作った監督なんです! 脚本家の三谷幸喜さんはワイルダーを敬愛していますし、落語家の故立川談志さんも特に好きな映画監督にワイルダーを挙げています。
そのすごさというのは、映画を見てみないとわかりませんが、ワイルダー監督の映画を見たことのない人に、少しでも魅力を伝えられたらと思います!
ビリーワイルダー作品のすごさ、綿密に計算し尽くされた脚本・演出にあります
彼はコメディ映画やミステリー、サスペンスなど色々なジャンルの映画を作りましたが、どの作品も、ものすごく賢い人達が考えに考え尽くして作られたシナリオというのが伝わってくるんですねー。
カメラをどう動かし、どこに焦点を向けて観客の視点を動かしコントロールするか、どういう撮り方をすれば観客はどういった感情を抱くのかなど、並の映画とは比べ物にならないくらい計算し尽くして映画を作っているんだろうなーというのを、すごく感じます。どうすれば観客は笑うのか、どうすれば驚くのか。全部自由自在に観客の心を操るんですねー。
ガッチガチに計算し尽くされ作られたワイルダーの映画は、ちょっとかたっくるしい映画なのかな?とも思われるかもしれませんが、そうではないんです どの作品もとってもテンポがよく、お話もわかりやすくスムーズに頭に入ってくるんですねー!これが本当にすごい!!映画を見ると、これ、やっべー!!この映画作った人たちやっべーーぇぇぇってなりますぅぅぅう
ポーカー的にいえば完全にワイルダーに自分がエクスプロイトされる幸せを感じることができます ああ気持ちいいー(*_*)
完璧に計算し尽くされた映画は複雑にならず、とてもシンプルな内容に感じるというのが不思議なんです。観客が映像を見てどう感じるかを全て理解でき、なおかつ思い通りに映像化できるというのがやばほんどです。
(ビリー・ワイルダー監督)
ワイルダー監督の代表作である『アパートの鍵貸します』は、アカデミー賞で5部門を獲得した恋愛・コメディ映画です。主人公である保険会社の会社員(ジャック・レモン)とその会社のエレベーターガール(シャーリー・マクレーン)を中心に、主人公の住むアパートの部屋をめぐって起こるドタバタ劇です。
『アパートの鍵貸します』も非常にテンポの良い映画で、ストーリーもわかりやすいため映画を普段見ない人にもおすすめです。見始めるとすぐにスッと引き込まれて、あっという間の二時間になること間違いなしです!☆
主人公を演じるジャック・レモンはコメディ映画の主人公をやらせたら天下一品の俳優さんで、本当に素晴らしい演技をされる方です。ワイルダー監督とも長年の付き合いで、数々のワイルダー作品に出演しています。ヒロインを演じるシャーリー・マクレーンは、なんとも素敵な雰囲気を持った可愛らしい女優さんです。御年81歳!現役バリバリで活躍されております。ゴイスーですなあ。
予告編を貼ろうと思ったのですが、あまり良い動画でなかったので、本編をすぐ見ることをおすすめします。w
ワイルダーの映画は私が見た作品は全て素晴らしい内容だったので、是非他の作品もこのブログで紹介したいと思っています。ワイルダー作品にはオードリー・ヘップバーンやマリリン・モンローも出演してるんですねー。 是非彼女たちのゴイスーな雰囲気を映画を見て感じ取ってほしいです。次回の映画紹介もワイルダーの作品でいこうかなと思います。ただいまワイルダー映画にぞっこんですw
今回は汗だく映画シリーズ第二回、ビリー・ワイルダー監督『アパートの鍵貸します』でした。
(『アパートの鍵貸します』のワンシーン 左が主人公を演じるジャック・レモン、右がヒロイン役のシャーリー・マクレーン)
kuaugeiya
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木手コロ助 2015年6月19日 - 10:37 AM
見たこと無いのでレンタルで借りました
あとで感想載せますね(* ,,Ծ‸Ծ,, )
kuaugeiya 2015年6月19日 - 1:07 PM
本当ですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです
感想楽しみにしてますw
木手コロ助 2015年7月7日 - 9:51 PM
ようやく見ました。遅くなってすみませんm(__)m
とにかく最初から最後まで面白かったです。
よく出来た映画ですね~
登場人物たちのキャラも立ってて良かったです。隣人とか部長の他の4人とかw
今度テニスのラケットでパスタのお湯切りしてみますww
kuaugeiya 2015年7月8日 - 1:18 AM
見てくださってありがとうございます!!この映画は今のご時世とは違ってゆるーい感じの世の中の雰囲気がいい感じに出てるなあと思います
会社の上司たちのようなキャラも今の映画じゃ出てこないだろうなーとw
ラケットやっちゃいますかw
ラケットでパスタを湯切るのも、行為自体はただの変な行為ですけどw、映画の中じゃ魔法にかかったみたいになんとなくおしゃれというか、魅力的に見えちゃうんですよねー そうみせる雰囲気を作りだすのがすごいなあと思います
匿名 2015年6月14日 - 2:56 PM
サンセット大通りもビリーワイルダーじゃなかったっけ?アパートの鍵貸します確か見た気がするんだけど、全く覚えてない。また機会があれば借りて見よう。
kuaugeiya 2015年6月15日 - 7:10 AM
そうです、サンセット大通りもワイルダー作品です!あの映画はとても恐ろしい映画でした。
アパートの鍵貸しますは真逆でとても楽しい気分になれる作品ですので、是非ご覧になってみてください。ありがとうございます。
kuaugeiya 2015年6月13日 - 10:42 AM
「情婦」もいいですねー!日本語のタイトルのつけかただけはおかしいと思いましたがw 「情婦」でもそうですが、ワイルダーは色々な立場の人間の心情を深く描くのが上手いなーと思います。 心情を深く描いたり、逆に浅めに切ない感じで撮るのも上手いんですよねー ほんとに心掴まれます。
こめかみ 2015年6月12日 - 10:22 PM
「アパートの鍵貸します」と「情婦」はビリー・ワイルダー作品の名作だと思います。
グッと心を掴まれる感覚を味わえる映画の一つですね!